市町村向けの情報誌プラクティス1月号に「終活」の取組みとして、芳生苑の「想いをくみ取り希望を叶えるSmileプラン」が掲載されました。
当施設の取り組みに興味を持たれた 株式会社建新総合研究所 代表取締役社長 荒木正芳様が、昨年秋取材のために来苑され、少し熱く話し過ぎた私たちの取り組みを嫌な顔ひとつせず、とても温かい記事にまとめてくださいました。
記事の内容は以前、ホームページにも掲載したもの(「想いをくみ取り希望を叶えるsmileプラン」実施中です!2019年4月22日掲載)でしたが、終末期というよりいまこの一瞬の関わりを大切に「ご利用者様の笑顔がもっと見たい」、「ご本人らしい生活を支援したい」、ご利用者様の望みを私たちが出来る限り支援したSmileプランとご利用者本位の施設づくりについて記事にしていただきました。
私たちは、その後も終末期に限らないその人らしい生活にこだわったSmileプランを続けています。スタッフにとっては、何をしようかと頭を悩ます取組みでもありますが、一方では一緒の時間を共有できる楽しみのひとときにもなっているようです。
先日は、ある方のSmileプランで新年餅つき大会を実施しました。職員が一緒に杵を持って、お餅をついて少しですが食べていただく事ができました。 そんなふうに体調の良い時を見計らい、心に残る思い出を一つずつ作っています。
これは私たちの自己満足で、ご本人はすぐに忘れてしまう出来事かもしれません。でも、この瞬間は私たちと楽しい時間が過ごしてくれた、笑ってくれた、そんなことで良いのかなと思います。 私たちは、まだまだ未熟でケア技術も鋭意努力中です。でもこうしたSmileプランを実行してくれる心優しいスタッフ達の存在は何より誇れるものと思っています。
市町村政策情報誌「プラクティス」第31号 令和2年1月発行(P1・P10)<PDFファイル>
公益財団法人北海道市町村振興協会ホームページ 市町村政策情報誌「プラクティス」
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