芳生苑では、この一年いつもに増して様々な取り組みをすすめてきました。
芳生苑は、4人部屋と2人部屋の多床室ですが、ケアについては、以前から施設全体を6つのユニットに分け、少人数での活動を展開しています。
今年度、各ユニットでは、介護職員が日々頑張っていることやご利用者様への想いをきちんと言語化し、こだわりを持ってすすめてきたケアの取り組みを伝えるために1月31日の施設内研修会において、全職員に向けて報告会を行いました。
報告会までそれぞれのユニットでは、介護職員が夜遅くまで話し合い資料や原稿を作成し、時には入力したデータを消してしまうハプニングもありながら、幾度もリハーサルを重ね当日を迎えました。少し緊張はしていたものの、誇らしく胸を張って発表する姿はとても素敵でした。
主任以上や他職員は、当日まで前情報も何もなく報告会に臨んだわけですが、介護員のご利用者様に対する深い想いや職員の底力に驚き、感激して涙を流す者もたくさんいました。
6ユニットのどの報告をとっても甲乙つけがたく順位をつけるのが忍びなかったのですが、厳正なる投票の結果、東Cユニットが「頑張った大賞」を受賞し、3月7日の外部研究会実践発表会で芳生苑代表として報告を行うことになりました。
人手不足の中でここまで準備することは、職員の負担が大きかったと思いますが、人としても介護専門職としてもそれぞれが成長できる良い機会になったのではないかと思います。
今後は、仲間とともに成果を共有していくため他部署やデイサービス職員も巻き込み、今後も継続していきたいと考えています。
各ユニット発表の概要は、次のとおりです。