先日、STVラジオ『工藤じゅんきの十人十色・花束ダバダ』という番組から花束が届きました。
面会制限でお母様になかなか会えないご家族が番組に応募し、見事抽選に当たり花束が届けられたのです。
ゴールデンウィークにはいつも沢山の子どもさんやご親戚に囲まれ、お誕生会をされていたお母様でしたが、今年は残念ながら一緒にお祝いすることはできませんでした。
今回は、娘さんたちの心づかいで届けられた花束と、周りのお友達や芳生苑スタッフの祝福を受け、馴染みの皆さんとのお誕生日パーティとなりました。
ご本人は、
スタッフから「いくつになられましたか?」のインタビューに「104歳!」と答え、「あら?」というスタッフに「あ、105歳だった。1つでも若く言わなきゃね」とおどけて、一同大爆笑となりました。
スタッフは、娘さんへお礼のお手紙を書き、誕生日パーティの写真を同封しました。
6月10日にそんなエピソードが、ラジオで流れました。娘さんがSTVに写真を送ってくれたのです。
ご本人は、少し耳が遠いのですが、施設全館に流れたラジオには一生懸命耳を傾け、「あら、誰か呼んでるわ」と、ご自分のことだと分かったのか、スタッフと一緒に大笑いしておられました。
放送終了後、ご家族から芳生苑にお電話があり、大変感激されていました。
私たちスタッフにとっては、「105歳だから特別に」ではなく、ご利用者様ひとり一人の想いを尊重することはごく当たり前という意識があります。
ご利用者様とともに生きる、きちんと向き合うことを大切に、いつもていねいに関わっていきたいと思っています。
芳生苑では、通常のケアプランの他に、ご利用者様の笑顔を引き出す『想いをかなえるsmileプラン』を実践しています。今回のようにご本人やご家族の想いを組み込んだお誕生会の実施や、ご本人の希望をお聞き食事会を開催するなど、スタッフとともに笑顔になる取り組みをすすめています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、ご家族との関わりをはじめ我慢して頂くことが何かと多い時期ですが、どんな状況においても楽しんでいただけるよう、工夫を凝らして笑顔になれるsmileプランを実施していきたいと思っています。