新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、全国的にマスクとアルコール等の供給が充分とならず、特に介護・医療関係においては、日頃から感染予防において必須とされるものであり、100名を超えるご利用者、そして100名近い職員の必要量を確保するのはとても大変です。
私たちの施設では、残り少ない在庫マスクを洗いながら使用したり、厚労省から支給していただいた布マスクや自分たちでちくちく縫ったものなど、ありとあらゆる入手の手立てを尽くし確保したわずかのマスクで何とかしのいでいる状況にあります。
巷では、薬局などではない一般の店頭に少しずつ並び始めているという噂を聞きますが、私たちが通常仕入れをしているところからはいっこうに入ってくる気配はありません。 そんな中、先日、心配をしてくださったご家族や地域の皆さまがたが、思いがけず心温まる贈り物をしてくださいました。
ひと針ひと針丁寧につくられた手縫いのマスクや、わざわざ施設の分まで購入してくださったサージカルマスクやアルコール、ハンドソープなど、皆様からの暖かいお心遣いに、職員一同感激いたしました。
ご自分たちも必要なものなのに、施設の分まで気にかけていただいて本当にありがとうございました。 職員は、自粛が続く中、思うように行事やイベントの計画もできず最近少し元気がありませんでした。ですが、皆様の思いを受け取ってからは、感激したり、喜んで大はしゃぎしたりと、気持ちが温かくなったこのプレゼントに、「1日も早く終息を迎えて、ご家族にお元気なご利用者様に会っていただくために頑張ろう！」と誓っていました。
皆様のこの温かいお心遣いに、私たちは、このご恩を忘れることなく地域の福祉施設として、これからも色々とお役に立てるよう、しっかりお返しをしていかなければならないと痛感いたしております。 皆様、本当にありがとうござました。大切に使わせていただきます。これからも和寒社協、芳生苑、健楽苑をどうぞよろしくお願いいたします。
