職員インタビュー

2010年入職

芳生苑 生活支援課長
庭田 生活支援課長

道内の介護施設で、介護員としてのキャリアを積み、縁あってソーシャルワーカーの道をこの芳生苑で歩むことになったのがもう10年以上も前のことでした。

和寒の地域性を理解するのは大変であったと思いますが、関係機関との関わりや地域の行事にも参加し、いち早くこの土地に溶け込んでくれました。

優しく落ち着いた話し方は、相談するかたの安心感を募り、これまでにずいぶん多くのかたが助けられたのではないかと思います。関係機関の方からも頼りにされています。

施設では、ご利用者本人を尊重する介護技術の考え方を当施設全体の方針として実践を進めており、庭田課長をはじめとする生活相談員のマネジメントにより、ケアの向上につながっています。

庭田さんは、芳生苑以外の施設を含めて介護に関わるキャリアは大変長いと思いますが、介護という人と関わることを仕事にしようと思ったきっかけは?

祖父の特養入所が、介護というものを身近に感じるようになったことが大きいかなと思います。

ちょうど、それが介護保険制度のスタートする時期であり、介護というものがクローズアップされ、これからの時代、とても大切で必要とされる仕事ではないかと思い、こちらの道へ進もうと決めました。

生活相談員(ソーシャルワーカー)としてのやりがいはどのような時に感じますか?

介護サービスを必要とする方やその家族は、さまざまな悩みや不安を抱えて相談にいらっしゃいます。

 施設の生活相談員として、サービスに関すること、費用に関することなどあらゆるご相談を受け、解決や軽減に少しでもお力になれるよう相手の立場に立ち支援をしています。

 ご利用者の想いに応え、本当に必要とされるサービスを提供することができ、ご利用者ご家族から「相談して良かった。ありがとう」という言葉をいただいた時には、お役に立てた喜びを感じます。

 時には、ご希望に添えず申し訳なく思うこともありますが、その経験を糧に次の支援に繋げていけるよう努力しています。

 

庭田さんは、職場内の多職種スタッフはもちろん、関係機関の皆様からも信頼が厚く、人との関わりを大切に仕事をしているなと感じますが、人と人の関わりの中で得るものは?

多職種や他関係機関との連携は、生活相談員の業務にとって欠かせないものです。色々な方々と関わりを持つことは、ソーシャルワーカーとしての引き出しを増やし、学びを深めていくためにとても必要だと考えます。利用者様をはじめ人と人との関わりは、時には自分を支え、慰め、力をくれる当たり前で大切な手立てとして、多岐にわたる生活相談員業務や自身の生活の中で活かされています。   

 これからも、相談支援を通じ色々な貴重な経験を積み重ね、自分の成長へ繫げ、ご利用者ご家族様へのより良いサービス提供に活かして頑張っていきたいと思います。

庭田さんは、オフタイムにどんな楽しみがありますか?

おいしいものが好きで、ラーメン屋とか巡ったりしていますね。いわゆる食べ歩きですね。

 今は、コロナ禍でなかなか行けていませんが、おいしいものを食べて、元気をチャージしてオンオフの切り替えをしています。

これまでにも素晴らしい施設で勤務されてきたと思いますが、
ここ芳生苑の良さをこれから介護の仕事を目指す後輩の皆さんへ伝えたいことは?

介護保険制度は、進みながら変化すると言われ、社会情勢により改正のたびに目まぐるしく変わりました。自分が従事し始めた時とは違い、人材不足も相まって、業務を標準化するためのICT化、介護ロボットの普及などの進展が顕著です。

介護が特別な仕事ではなく誰もが従事できるようにすることは大切ですが、人と人との関わりは何より大事です。

関わることは難しく、時には煩わしく感じることこともあるけれど、心と心がつながる瞬間に笑顔と感動が待っています。

芳生苑ではご本人本位のケア実践で経験していくことができます。

皆さんも、ぜひ、芳生苑でその喜びを私と一緒に感じていきましょう。お待ちしています。

庭田さんのとある1日のお仕事

生活支援課長 / 新規入所者受入日

8:30〜

出勤・スケジュール確認

9:30~
新規入所者様をお迎え
入所者様体調確認(検温など)
持参荷物確認
10:30〜
身元引受人様に入所手続き
重要事項説明・入所契約
13:00~

住所変更等事務手続き代行

16:00〜

他関係機関連絡等

9:00~

全体ミーティング

10:00〜

芳生苑到着(送迎先により変更有)
お部屋案内・施設の暮らしを説明
多職種へ情報伝達

12:00~

昼休憩

15:00~

入所時書類経理

17:15

勤務終了